J.マスネー

 

【マスネーについて】
Jule Emile Frédéric Massenet(1845-1912)は、フランスの作曲家です。彼は、多くの作品を残していますが、基本的にはオペラ作曲家で、「マノン」「ウェルテル」などのオペラ作品で、グノーと並ぶフランス・ロマン派歌劇の作曲者として高く評価されています。もっとも有名で、独立して演奏されることの多い「タイースの瞑想曲」も同題の歌劇中で何度も使われる旋律です。彼は、又、20年近くパリ音楽院の教授を務め、教育者としても重鎮の地位にあったようで、多くの弟子を育てています。フォーレはその弟子の独りです。


【悲歌〜Elégie】
この曲は「歌曲」として知られていますが、元来はピアノ曲で、「10のスタイルによる小品」(作品10)の第5曲目に含まれていたのが、後に「悲歌」と云う歌曲になったものです。日本では、学校の音楽教科書にも載ったことから、歌劇「タイース」の瞑想曲とともに、良く知られた作品となっています。

※楽譜について
この曲のピアノ譜が欲しいと言うリクェストがあったのですが、元々のピアノ曲譜面が手元になく、歌曲の方から私がピアノ編曲したものです。


【タイスの瞑想曲】
アナトール・フランスの小節「舞姫タイス」をもとに作曲されたオペラの中で演奏される曲です。ただ、オペラそのものは殆ど上演されることはなく、この曲だけが有名になって残っています。話しは、エジプトの娼婦タイスを修道士パフニュスが導き改心させますが、当のパフニュス自身がタイスへの愛に身を焦がし狂ってしまうと云う、何ともアナトール・フランスらしい皮肉な内容ですが、この曲はきわめて美しい旋律で、初演当時から有名になったようです。現在ではバイオリンの愛想曲として誰もが知る曲です。

※楽譜について
私が、適当にピアノ・ソロ編曲をしています。指そのものは、あまり難しくはなく、☆3個と2個の間くらいで弾けます(きれいにピアノを歌わせるのは相当難しい)。