ポルムベスク

【ポルムベスクについて】
C.Porumbescu(1853〜1883)は、ルーマニアの作曲家で、抵抗運動に身を投じ、そのために30才の若さで夭折した為に、多くの作品は残されていません。ただ、ヴァイオリンとピアノの為の「バラダ(望郷のバラード)」は世界的に良く知られており、ヴァイオリンの愛奏曲のひとつとなっているようです。ルーマニアは、長らくオーストリア=ハンガリー帝国の下に置かれていたために、音楽面では旧ハンガリーと混同されがちですが、ポルムベスクは、ルーマニア最大の作曲家イヨネスコとならぶ、純ルーマニア産の作曲家として知られています。その他、伝説的ピアニスト、リパッティ、「スタッカートのホラ」で知られるディニークなどもルーマニアの音楽家です。


【望郷のバラード】
10年以上前に、NHK衛星の人気番組「心の旅」で紹介されてから、日本でも一躍有名になった曲です。日本では女流ヴァイオリニスト天満敦子氏がこれを演奏・紹介したために、天満敦子の18番として人気が高いようです。
抵抗運動のため投獄中に書かれたとされ、うらぶれた旋律で満たされた曲想が「望郷」を連想させるのかと思いますが、原題は「バラード(バラダ)」とだけになっています。

《ピアノ編曲について》
ピアノ伴奏付ヴァイオリンの譜面から、私が適当に編曲しました。楽譜から推測するに、完成された曲ではなかったようで、巷の演奏も適当に短く編曲されたりしているようです。