B.リチャーズ
【リチャーズについて】
Brinley
Richards(1819-1885)は、イギリスのピアニスト兼作曲家ですが、日本では余り知られていません。生年も1819年と書いてある他に、1817年の説もあり、どちらにしろ、詳しくは分かっていないようです。ウェールズの民謡を研究し、音楽に取り入れたと云われて、代表的な作曲である”God
bless the Prince of Wales”が、現在良く知られているにすぎないようです。
【マリー
作品60】
副題に、ノクターンとついていますが、副題通り左手のアルペジオ伴奏にのって、右手に優雅なメロディが歌われると云う典型的な、ノクターン風の趣を示す曲です。途中にはフィールド風のパッセージも見え、ショパン(のノクターン)と云うより、元祖Mr.ノクターンであるJ.フィールドのそれに近いような気がします。J.フィールドはヨーロッパに来てから人気を博しましたが、リチャーズと同じイギリスの大先輩ピアニスト兼作曲家であり、リチャーズが尊敬の念を持っていた事を思わせます。