PCとMIDI設定
【はじめに】
パソコンを買っても、往々にしてMIDIに関しては軽んじられており、取り説には大した説明も載っていません。特に初めての方は大いに困ることがあります。すでに、電子ピアノや電子オルガンなどがすでにあって、これをパソコンとつなぎたいのだが、一体何処と何処を、どんなケーブルでつなぐのか、そのケーブルは何処で手にはいるのか・・など基本的な問題にまずつまずくのです。
以下、全くの初心者の方を想定してMIDI設定について簡単に説明します。なお、パソコンはウィンドウズ・マシン(OSはWin98)を基本に想定しています。マッキントッシュの方は、そのままでは当てはまらない事も多いかと思います。もし、ご不明の点などあれば「Communications」からメールを頂けると(私の知る範囲であれば)お答えします。
(1)MIDI音源
MIDIは音楽情報といえども、CD等とは異なって自身では「実際の音」を持ってはいません。従って、必ずMIDIが伝える「演奏情報」を実際の音に換えるための「音源」が必要です。これには大ざっぱに分けて外部音源と内部音源があります。
(1・1)外部音源
電子ピアノ、電子オルガン、DTM用の音源モジュールなど、要するに物理的にパソコンの外にある音源を云います。外にあるわけですから、当然何らかの方法でパソコンと音源をつないでやらなければなりません。何らかの適当なケーブルが要りますし、MIDIインターフェイスが必要な場合もあります(外部音源自体にMIDIインターフェイスが装備されている製品も多いですが)。
(1・2)内部音源
パソコン内部にあるものをこう呼ぶ事にします。サウンドカード自体に装備されているものや、マザー・ボードに音源チップがのっかているものもあります。サウンドカードに装備されているものは比較的高品質のものが多く、外部音源に引けを取らないものもあります。この他、パソコンのCPU自体を使用して音を鳴らす方式もあり、このようなものをソフト・シンセサイザーと呼んでいます。ソフト・シンセ自体は無料でサービス・ダウンロード出来るものも多く、若干パソコン自体の動作に負担をかけることを除けば、手軽で使いよいものです。
この内部音源は、内部にあるわけですから特別なケーブルなど使って接続する必要はありません。正しくインストールされてパソコンが認識さえしていれば、[コントロール・パネル]→[マルチ・メディア]→[MIDI]と入り、ここにMIDIの出力先として表示されている筈です。ここで好みのものを選んで頂ければ、それで接続は完了です。
(2)外部音源とのMIDI接続
このつなぎ方の代表的なものは次の3種です:
(a)ジョイスティック・ポート
(b)シリアル・ポート(Comポート)
(c)USBポート
(a)ジョイスティック・ポートとの接続
デスクトップパソコンなら、背面を見て貰えば殆どの場合ジョイスティックを接続するためのソケットが見えます。これはMIDIポートとして使えます(ごく希にMIDI結線がなされていない場合もあるようですが)。ここに、片一方はジョイスティック・ソケットに合い、もう片一方はMIDIソケットに合うような特別の形状のケーブルをつなぐわけです。ケーブル自体は¥3,000前後で売っています。詳しい商品情報は http://www.comeon.jp/shop/shop.htm で得られます。
この欠点の一つは、ノート型パソコンではジョイスティック端子そのものがないことが多いこと。今一つは、多くの場合片方のMIDIコネクタが「オス」形状なので、このまま直接楽器や音源のMIDIソケットに差し込まざるを得ず、そのわりにはケーブル長が1.5m前後と短いことです。デスクトップ型の場合こんな近くに楽器がある方が希でしょう。なお、よく探せば、「メス」形状のものもあり、この場合は別に一般のMIDIケーブルを継ぎ足すことで、充分な長さが得られます。
(b)シリアル・ポートとの接続
シリアル・ポートとはComポートとかRS232cとか422とか呼ばれる、パソコンと外部の交信ポートの一つを指し、基本的にはモデムがつながれます。これを利用してのMIDI接続もよく行われます。
音源側にこの端子が装備されている場合には、1本のケーブルでパソコンと音源をつなぐだけで済みいたって簡単です。ケーブル自体も¥3,000〜¥4,000程度で手に入りますが、パソコンのシリアル・ポート側のソケット形状と大きさに若干種類があるのでよく確認して入手して下さい。
音源側にこの端子がないときは、一旦MIDIインターフェイスをはさみ、ここから一般のMIDIケーブルで接続することになります。ケーブルやインターフェイスの詳しい商品情報は http://www.comeon.jp/shop/shop.htm で得られます。
この欠点の一つは、次のUSBに比較すると速度が遅いこと(遅いといってもMIDI自体が遅いものですから、一系統だけ接続するのには何の問題もありませんが)、今一つはパソコンによってComポートの空きがない場合があることです。
なお、この接続のためには専用ドライバが必要です。これは各メーカーが無料で配布していますので、そこから取ってきてインストールする必要があります。例としてヤマハ(CBX
Driverと呼んでいる)のダウンロード・サイトを示します:
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/dl/driver.html#dr
(c)USB接続
最近はUSBが急速に普及して、これを使う方が多いと思います。従来のComポートよりも速度が速いし、ソケットの差込方も簡単で使い勝手のよいものです。速度が早い分、何系統も同時に使うことが出来、Comポートではせいぜい4〜5系統であったのが、8〜16系統も同時に使える使用のものもあります。
使い方の基本はComポートと同じです。音源側にこの端子が装備されていればUSBケーブル1本で事が足ります。もし、音源側にこれがなければ、この先にUSB対応のMIDIインターフェイスを接続し、ここから通常のMIDIケーブルで接続するのもComポートと同じです。ケーブルやMIDIインターフェイスの商品情報は:
http://www.comeon.jp/shop/shop.htm
専用ドライバが必要であるのも同じです、同様にヤマハのダウンロード・サイトを示します:
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/dl/driver.html#dr
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